WASTE MANAGEMENT BUSINESS廃棄物管理業

01

廃棄物管理業の誕生とその背景

1970年の公害国会に、清掃法を全面的に改める形で、廃棄物の処理及び清掃に関する法律が成立して約50年になる現在、高度経済成長に伴う所得の増加、家電の急速な普及、スーパーマーケットやコンビニエンスストアの登場などによる販売方式・消費行動の変化などにより、大量生産・大量消費型の経済構造が進展し、都市ごみは更に急速に増加・多様化したことにより、廃棄物の種類や処理方法も複雑化しました。

そのため、どの地域においても同一のサービスや商品を提供する一方で廃棄物の処理に関しては、自治体ごとでその処理方法、対応方法、料金体系などが異なり、廃棄物担当者が料金を含め、その内容をよく理解しないまま契約を行う事が多々起こりました。

その結果、排出事業者としても近年の各種リサイクル法の制定や企業の社会的責任の取り組みやISO14001取得等により、その問題点が改めて問われ始め、廃棄物の処理やリサイクルに関する専門的な助言を外部に求めることが多くなり、廃棄物処理のニーズとして、「コストの適正化」「業務効率化」「コンプライアンス」「リサイクルの推進」などを目的に、廃棄物管理会社へ廃棄物処理を委託するケースが約10年前に出始めました。