WASTE MANAGEMENT BUSINESS廃棄物管理業

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廃棄物管理会社の必要性について

廃棄物の処理に関し、法令順守とコストの適正を見極めることが難しくそのバランスを見極めるためには、幅広く専門的な知識と経験が必要となります。
戦後の高度経済成長に伴い大量生産、大量廃棄の大消費国となり一部の廃棄物は、適正な処理が行われず公害問題に発展し旧法の清掃法の自治体の処理体制では対応できなくなり、そのため、段階を経ながら廃棄物処理法が施行され新たに排出事業者が対応する必要が生じました。
必要とされる廃棄物やリサイクルの法的な義務は、年々増しており、特に一般廃棄物の【みなし一般廃棄物】の取り扱いや地域ごとの料金相場の変化などの廃棄物担当者が把握し、行わなければならない業務範囲が膨大になってきたこともあり2000年頃からアウトソーシングとして廃棄物管理が専業の廃棄物管理会社のニーズが高まってきました。
排出事業者、処理業者双方の考えや実情にあった提案を行い、処理方法、排出量の削減、リサイクル率増加などの案を助言や。一般廃棄物は自治体によって処理費やルールが違うので排出事業者が把握しにくい細かい部分を提言できるので必要とされてきました。
具体的な廃棄物管理会社が必要とされる理由としては、第三者の立ち位置で排出側・実務側に対して保冷順守を基に冷静な判断で提案(実地確認・適正なフローの確立・コストの適正化)ができること、店舗数・拠点数が多いと、契約書関連・単価調整・支払い調整、乱雑な作業を管理会社が受けとって調整できること、排出事業者担当者様の業務負担が軽減できるのと、地域性の問題を管理会社が入る事により円滑に業務が流れる仕組みづくりができます。

当協会では、会員行動規範のなかで、それぞれの立場からの廃棄物管理会社の必要性についてまとめています。

必要性について

社会に対する
廃棄物管理業の
必要性
昨今では廃棄物排出量の削減やリサイクルの推進に伴い、排出事業者と収集運搬業者の2者間で解決できない事項について、第三者の中立的な立場・知見から、専門的な指導と助言を行うことで、廃棄物の排出量削減と再資源化率の向上、さらには不法投棄の未然防止等に貢献することが求められる。
排出事業者に対する
廃棄物管理業の
必要性
排出事業者との関わりは、排出事業者の廃棄物処理のアウトソーシングとしてだけでなく、廃棄物処理に関して必要な情報を提供し、さらには教育や指導を行う必要がある。
また、排出事業者が求める処理方法やコスト負担等のニーズに対応できる処理ルートや処理方法を事前に保持・確立し、提案することが求められる。
廃棄物関連業者
(リサイクル業者含む)に
対する廃棄物管理業の
必要性
廃棄物関連業者との関わりは、既存の廃棄物関連業者と密にコミュニケーションを図り、状況と今後の方向性を理解・納得するために、現地に出向き説明を行い、排出事業者が求める処理フローや分別方法を模索する必要がある。
また、実際の排出量を適正に把握し、その排出量に対する適正な処理コストを算出し、排出事業者に提案することが求められる。