WASTE MANAGEMENT BUSINESS廃棄物管理業

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廃棄管理業の定義

環境負荷低減と循環型社会形成に貢献するため、事業活動に伴う排出物※の処理プロセスの可視化、処理にかかわる法令の遵守、コスト及び処理フローの適正化、サービスの標準化を提案・提言・提供する
※ 廃棄物、資源物、専ら物のことをいう

「安全・安心・安定」をお客様に

廃棄物管理会社を含む各主体の役割と責任分担(位置づけ)

循環型社会の形成のためには、国、地方公共団体(都道府県、市町村)、事業者、国民等の多様な主体が、循環基本法で示されたそれぞれの役割を認識して3Rを推進していくとともに、廃棄物の処理に関しても、各主体が自身の責務を果たし、機能的に連携することで、適正処理を行う仕組みを構築・継続していくことが重要です。
以下に、廃棄物処理法で定める国、地方公共団体、排出事業者、排出者(国民)の廃棄物処理に関する責務を明確にしています。

出典:「日本の廃棄物処理の歴史と現状」環境省より作図

  • 廃棄物に関する情報の収集・整理や法律の制定、技術開発の推進、市町村及び都道府県に対する技術的・財政的な援助など、他の主体がその責務を十分に果たせるよう基本的・総合的な施策の策定・実施することとしています。

  • 都道府県(政令都市、中核都市含む)

    市町村(一般廃棄物の処理責任を負う)に対し、その責務が十分に果たされるように必要な技術的援助を行うとともに、その区域内における産業廃棄物の状況を把握し、産業廃棄物の適正な処理が行われるように処理計画の策定、排出 事業者に対する指導・監督等を行うほか、産業廃棄物の処理業者に対し、処理業の許可・監督を行います。

  • 市町村

    一般廃棄物について、その区域の処理責任を有しており、処理計画の策定と処理を実施します。また、その区域内における一般廃棄物の減量に関し、住民の自主的な活動の促進を図り、及び一般廃棄物の適正な処理に必要な措置を講ずることとしています。

  • 排出事業者

    その事業活動に伴って生じた廃棄物を、自らの責任において適正に処理する責任を有するとともに、その再生利用等を行うことにより減量に努め、民間の処理業者に委託するなどして適正な処理を行います。また、取り扱う製品、容器等が廃棄物となることを想定し、処理が困難にならないような製品・容器等の開発、処理方法についての情報提供を行うこととしています。

  • 排出者(国民)

    一般廃棄物の排出者である国民は、再生品の使用等により廃棄物の再生利用を図り、排出抑制や分別排出するなどして、廃棄物の減量やその適正な処理に関し、国及び地方公共団体の施策に協力することとしています。

  • 廃棄物管理会社

    排出事業者の代わりとして、適正な処理業者の推薦や排出物の内容確認(現地確認)、数量把握及び請求の一元管理、契約書作成、処理業者との処理方法の確認などの業務を行います。
    廃棄物管理会社とは、代理人の地位を有し、排出事業者が行うべき廃棄物業務を代行する会社と位置付けることができます。